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2015年8月 3日 (月)

「安保関連法案廃案を求める日本大学教員の会」について

今回、「安保関連法案廃案を求める日本大学教員の会」の呼びかけ人に参加させていただきました。

現在、最大の政治問題となっている安全保障関連法案ですが、私は今回の法案は違憲の可能性が高いため、まずは廃案にすべきだと考えています。
よく知られているとおり、いわゆる平和主義は日本国憲法の根幹を占めるものであり、今回の安保法案はそれを否定する危険性をはらんでいると思われます。
現実問題として、東アジアの国際情勢は緊張をはらんだものとなっています。残念ながら、日本の周辺には人権を配慮しない、拡張主義的国家と見られても仕方ない国が存在しています。ですから、適切な安全保障政策は考えられて然るべきです。
しかし、それもあくまで憲法の範囲内でのことです。もし日本が憲法を超えるような政治判断や立法行為に手を出すことがあれば、周辺の問題国家と何の違いがあるでしょうか。

自由で民主主義的な国としての日本の安全保障法案であるとするなら、それは必ず憲法に則って作られ、可決されなければいけません。それが問題国家と日本を隔てるものがあるとすれば、それは政治的倫理性の高さであり、それこそ日本が誇るべきものです。

このブログは私の講義の受講者の学生も見ています。
私は時折、講義の中で政治的な考えを述べることがあります。これは学習指導要領に縛られない、いってみれば大学教員の特権です。
しかし、学生の皆さんは教員の考えを鵜呑みにしないでください。
大学教員が学生の皆さんに期待することは、教員の考えに盲従することなく、自分で考え、自分なりの意見を持ってくれることです。主体的に政治や社会について考えることのできる力を身につけてくれることです。
政治学を学ぶ皆さんはぜひ、今回の安保法案をめぐる議論に関心を持って、自分なりの考えを打ち立てていただきたいと思います。

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